屋外広告物点検
屋外広告物点検とは
屋外広告物法の運用に関する技術的助言として地方公共団体に送付されている「屋外広告物条例ガイドライン」が平成28(2016)年に改正され、屋外広告物の所有者等による点検の促進、設置許可更新等の申請を行う場合の点検結果の提出義務化等が盛り込まれました。
これを基に、全国の地方自治体では「屋外広告物条例」の見直しや制定が行われ、一定規模以上の屋外広告物を有資格者(屋外広告士、建築士など)等が点検を行う「点検の義務化」を制定する動きが拡大しています。
屋外広告物条例を制定している地方公共団体の多くは、更新許可申請を行う際に安全点検報告書の添付を求めていますが、その様式、点検項目・点検内容はさまざまです。
そこで平成29(2017)年、国土交通省 都市局 公園緑地・景観課は、点検の具体的な方法について「屋外広告物の安全点検に関する指針(案)」を作成しました。指針には屋外広告物の点検の実効性を高めるための点検箇所や点検項目等がまとめられており、ビューローベリタスが行う点検もこの指針に則って行います。
屋外広告物の管理義務
地方自治体の条例の見直しや制定にともない、違反した場合懲役や罰金刑に処するとする条例も増えています。
広告主、広告物を表示・設置する広告業者、広告物の所有者・占有者、広告物が設置されているビル所有者はもとより、広告物の管理を行う者にも屋外広告物の維持管理義務の範囲が広がっています。
主な屋外広告物の種類と劣化の特性
(1)突出看板(袖看板)
建物の壁面から突き出して取り付けられた看板。
【特性】
- 風圧を受けやすい形状のため、支持部や取付部にかかる負荷が大きい
- 広告板内部やブラケットカバーで覆われた支持部に発生した結露や浸入した水が滞水し、腐食しやすい
- 常に風雨や直射日光等にさらされているため経年劣化しやすい
(2)建植看板(野立看板、自立広告物、ポール看板)、アーチ看板
地上に建てられた看板
【特性】
- 風圧を受けやすい形状のため、支持部および取付部にかかる負荷が大きい
- 支柱内部に発生した結露や浸入した水が滞水し、腐食しやすい
- 犬の尿や融雪剤等により支柱根元の腐食が促進される
- 風や振動で支柱根元や支柱・広告板接合部に金属疲労が生じる
(3)壁面看板
建物の壁面に直接取り付けられた看板。
【特性】
- 広告板で広範囲に覆われており、取付部が外側から確認できないため、安全性の確認が難しい
【参考】
国土交通省ウェブサイト 景観まちづくり
国土交通省 都市局 公園緑地・景観課 屋外広告物の安全点検に関する指針(案)
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